完パケる|一分で分かるエンタメマーケ用語

エンタメマーケッター22年目、経営者12年目、ゆみです。→ゆみのこと

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 どういうこと?もっと普通の言葉で言ってよ!ここが変だよ!そんなエンタメマーケ専門用語を小学生にも分かるように平たく解説しています。

完パケ、完パケる。めちゃめちゃ使います

 多分ですが。音が可愛いからだと思います。パケって可愛いじゃないですか。そしてめでたいことだからよく使われるのでしょう。エンタメ・制作業界だけじゃなく、今どこでも使われてるんじゃないでしょうか?

完成パッケージ納品をする、の略語です

 撮影したデータをそのまま納品したら「撮って出し」(とってだし)。

 軽く圧縮されたデータを使って、なんとなく内容が分かるように編集した「粗編」「粗編集」(あらへんしゅう)。監督がしっかり、シーンの尺・タイミングなどほぼ本番通り編集したデータは「オフライン編集」

 その後、編集スタジオを借りて、大きなデータを本当に編集したものが「本編」「本編集」(ほんへん・ほんへんしゅう)カラーグレーディングで色味を調整します。

 最後に、アフレコしたり、BGMやSEと合体させて、ボリュームのバランスなどを見て完成させるマスタリングが最終工程です。マスタリングが終わると、パッケージが完成するのです。1つのパッケージ。このまま放送もできるし、Blu-rayに収録することもできます

誤用:完全撤収の意味ではない

 スチール撮影の現場でも完パケが頻出します。その場で完全なデータ選出、ゴミ取りまで全部終わらせてクライアントに納品するところまで完了させることがあるからです。なので仕事が終わる、って意味で撤収と同じくらいのタイミングに書いてあるのです。

 そして撤収のことを「ハケる」といいます。

 なので「完パケ」ってゴミも片付けで完全撤収することなのかな〜?と思っていた時期もありました。

ギョーカイ小学校の日常

「隣の図工室、作品パケ、完パケた?部屋ハケた?」

「え、なに?なに?どういうこと?」

「隣の図工室でやってた作品の表紙・外装作り。

 完成して提出しましたか?

その後、図工室を掃除して、もうみんな撤収したか?」

「ギョーカイ先生!早口言葉みたいな暗号やめてー」