
エンタメマーケッター22年目、経営者12年目、ゆみです。→ゆみのこと
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「ヤバイヤバイ、あれも終わらない、これも終わらないよ〜」と焦っていると、本当に疲弊し、結果として何も終わりません。焦らず一つずつ完了させていくことが、実は最も効率的なのです。
まずは「焦らない処方箋」をお伝えします。
① 諦めて辞める。減らす。
どうせ無理なのです。早くやめて、減らしましょう。ドカンと思い切って、半分とか9割とか辞めるのがコツです。そして、決して追加タスクを加えないこと。
(※この理由は後半で詳しく述べます)
② 毎日コツコツやる。
大逆転なんて、基本的には無理なのです。その幻想を捨てて、「毎日5〜10分だけやる」といった地味な戦略に切り替えない限り、物事は終わりません。
③ クオリティより「終わらせること」を優先。
Sクラスかもしれない未完のプロジェクトよりも、Cランクでも完了したプロジェクトの方が、ずっと偉大です。それほど「終わらせる」という行為は、ひとつの到達点なのです。
未完の作品をたくさん抱えている人は、焦っていて当たり前。まずは「片付ける」くせを、生活の習慣にしましょう。
「やること・タスク」には“特殊能力”がある
実は、「やること」「やりたいこと」「タスク」「プロジェクト」「家事」「育児」など、すべての活動にはとある特殊能力があるのです。
それは──
🐸分身の術🐸
なんと、「やること」には分身の術がかかっているのです。
「うんうん、勝手にどんどん増えるよね」…そうなんです。自己増殖して、どんどん増えていく。でも、なぜ分身できるのか?その仕組みを考えたことはありますか?
タスクは、現在・過去・未来に分裂する
やるべきタスクは、本来「今、やるべきこと」ただひとつのはずです。
しかし私たちは、タスクを進めているうちに、過ぎ去りし時を求めて、過去にタイムスリップしてしまうのです。
「これと似た仕事、前にもやったな。あの時は後出しでクレーム来て修正したっけ…また今回も?」
こうして、過去の不安がよみがえる。
そこから「今回は、あの仕様も入れた方がいいかも…」と、未来のための余計なタスクが追加される。
つまり、現在の一つのタスクが、「過去の記憶」と「未来の予防線」によって、分身してしまうんです。
しかもさらに、そこから類似タスクが横展開して、あっという間に3〜27個くらい増殖してしまう。
27個に増えたら、そりゃ焦ります。終わるわけがない。でもこれは、笑い話ではなく現実です。
あなたもきっと、思い当たる節があるはず。
「今」以外は、偽物
対処法は、意外とシンプルです。
「今」やること以外は、分身の術が生んだ“偽物”です。
過去も未来も、あくまで幻影。現実の「今」には存在しないのです。
不安が疑念を生みます。そして私たちを苦しめているのは、その「疑念」です。
自信のなさ、勇気の欠如…それが“念のため”という形で、新たなタスクを生み出してしまうのです。
だから、「今だけ」に集中する
「念のため」加えるタスクを、勇気を持って削除する。
不安や記憶に支配されたタスクに手を出さない。
そして、今やるべきことを、コツコツと終わらせていく。それが、焦らない人の時間術です。