
エンタメマーケッター22年目、経営者12年目、ゆみです。→ゆみのこと
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もうすこし手をかけたら良くなるような気がする・・・。
一手間増やせばお客さんにありがたがられる気がする・・・。
一手間かけた方が丁寧で、愛情深いような気がする・・・。
そんな欲求に襲われませんか?でも総じて、それ悪手です。
頭を使うなら一手間「減らす」が正解
投入する手間と時間を増やして、成果を稼いで行くことの方が簡単です。とにかくがむしゃらに行動して、01.mmずつでも前進する、石にかじりつく姿勢も、もちろん大事なんですよ。それを否定する訳じゃ無いんだけどね。
でも、引き算の方が、大事です。みんなが足し算しかしないからこそ、一手間減らす方が圧倒的正解である。仕事の基本は引き算。実に難しく高度です。
レベル1 相手の一手間を減らす
手抜きは悪、他人を思いやる心、この二つの道徳がわたし達をしばります。ここを紐解きつつ抵抗なく、出来そうな引き算の仕事術として、相手の一手間を減らすことから挑戦してみましょう。
「確認してください」のメール1通送るときに、添付ファイルが付いてた方が良いよね?確認してもらいたいURLがついてたがいいよね?こっちの手間は軽微じゃないですか?そういう時は、さらっとリンクを載せておいてあげると、相手が管理画面のURLをブックマークから探す手間が省ける。チームトータルとしては作業効率が格段にあがります。
レベル2 流れの一手間を減らす
この課程・作業って何のためにやってるんだろう?
過去の失敗経験や、成功体験による刷り込みほど強固なものはない。それがまったく時代にも、今回のプロジェクトにも合致してないのに、淡々とそれを継続してしまう。何の意図もくみ取れないまま、冗長な作業をくり返している、ということは往々にしてあります。
削れないのです。足すのは優しさだから許可はいらないのに、削るのには許可がいるのです。これまでやってたことをやめるには勇気が必要だからです。やめる方が勇気がいるのです。
仕事の流れの中に余計なプロセスを追加しない、これは仕事の流れをプロデュースする人間の鉄則です。
レベル3 自分の一手間を減らす
加えたくなる一手を減らす。その一手を減らしてもクオリティが担保出来る方法はないか?を模索するのである。それが最強の脳トレとなる。最後に自分でリライトしたら、絶対にクオリティが上がることが分かっている。でもそれでいいのだろうか?と自問する。
それよりも、最後の自分でリライトするのと同じクオリティをライターのスキルとして教えることは出来ないか?最初のオリエンの段階で、最終クオリティアップのためにもっとできることは無かったか?関わるメンバーのモチベーションを上げてクオリティを上げる方法は無かったか?そのために自分にもっとできる工夫はあったんじゃないか?
自分の影響力を無くしても、品質の高いものを作る。そのために自分の一手間を減らす方法を常に模索してみるといいですよ。
仕事の発展段階
①足し算の仕事術→②引き算の仕事術→③かけ算の仕事術、と発展していきます。(ここまで書いて見て、もしかして割り算の仕事術もあるのかも!?私はまだ体得していません。)引き算わからないと、かけ算には進めません。
手抜きと手癖だけのスカスカな創作物は三流。企画と手間の盛り過ぎてお腹いっぱいな創作物は二流。計算しつくされて無駄が切り取られてたった一つの物質のように完全な創作物が一流です。
まあ三流から一流を順番に目指しているわけで、途中過程であんまり焦らないでね。