
エンタメマーケッター22年目、経営者12年目、ゆみです。→ゆみのこと
まず前提として、根拠の無い自信、自己肯定感、楽観主義。これは人生を前向きに楽しむ上でかなり重要なものです。根っこでは持っておきましょう。
しかし今日は「仕事」に限定して、逆のことを考えていきます。あなたは、あなたが思うより、はるかにショボイのである。
自分の実力は、自分が思ってる1/4である
多くの人、とくに若手において顕著です。
自分の実力を、二倍くらい高く見積もっています。
つまり実際は半分です。そしてこれは、実力をフルに発揮できた場合、集中して完全燃焼できた場合において、自己認識の半分の実力がある、ということです。
いつでも100%の力を発揮できるわけではありません。マルチタスクに追われている人がほとんどでしょう。そこに家族やパートナーとの問題、友人関係の問題、日々の支払いや借金、いろんな悩みが加われば、自分のパフォーマンスは低下します。
加えて仕事の人間関係がスムーズか、険悪か、協力的か、孤立しているか。そういうことでもどんどん削られていくのです。納期が近づいてくれば不安が脳を占領します。
そうなってしまえば、さらに半分、いやもっと下かもしれません。なので「あなたが考えている実力の1/4程度、それがあなたの実際の実力」です。
スポーツなら自分の実力を客観視できる
「仕事」という抽象的な活動において、自分のスピード、体力、技術などすべてを二倍くらいに認識して考えてしまうのです。これは仕事の実力を測る指標が無いために起こる現象です。
スポーツならそうはなりません。なぜなら、リザルトという客観的評価が存在するからです。
試合のリザルトを見れば、自分の実力というものを客観視することができるからです。どんなに自己肯定感が高くてもサブ4にはなれません。4時間切って走って見てはじめて、サブ4という実力を自他共に認めることになります。
さらに、コーチから見れば、フォームやペース配分、レースプランの甘さ、など指摘されることも多いでしょう。自分が走ってる時は認識出来ないけれど、他人から見ると明らかである、と言うこともスポーツをやると身にしみて分かります。
このスポーツでの客観的なフィードバックを仕事にも取り入れられないのでしょうか?
スポーツと同じように記録をつける、他者の評価を受ける
試合のリザルトほど客観的な記録は難しいですが、
例えば毎日の
・稼働時間の推移
・ミーティングの時間数
・作った資料の数
・完了したタスク
・やろうと思ったけど出来なかったタスク
・その時の自分のメンタル状況
そんなものをなんらか記録を残しておく。さらにそれを年単位で振り返ってみる。そんなことだけでも
「実際に 1〜2個のプロジェクトが限界で、3つうけると毎年パンクしてるな」とか
「最初は良いけど、途中で頭が回らなくなって、後半になるとバテているのが分かる」
など、自分のログから自分の仕事のクセ、実力が見えてきます。
で、思ったよりショボイならどうするのか?
無理なので、早めに回りにヘルプを求める、と言うことです。
自分の気持ちに余裕があるうちに仲間に協力を仰ぐのです。
時に助けられ、時に助ける、という相互の助け合いの蓄積を仲間と呼ぶからです。助けてもらわない限り、仲間になることも出来ないのです。どんどん助けてもらいましょう。