拘束された時間をカウントする

エンタメマーケッター22年目、経営者12年目、ゆみです。→ゆみのこと

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 自分の仕事がどうしてこんなに忙しいのか?と思っているビジネスマンは多い。それを解決する初手であり王手であるのが「記録」である。

 1日を、または1週間を自分がどうやってすごしていたのか?1時間単位でかまわないのでつぶさに記録してみよう。ためしに7日間集中してとってみる。1回だけでもかまいません。それだけで驚くべきことがわかります。

最初の気づき、自分の時間なんてほとんどない

 多くの人が驚くのは、実際は自分のために残されている自由な時間など1日1時間程度しかない、という事実である。その1時間をTiktokとかショート動画とか見てたら、絶望的な気持ちになりますね。しかし、見ちゃうのです。なんで見ちゃうのか?疲れすぎていてそういう受動的で脳内麻薬的なものを心の安定のために求めてしまうからです。

 なので疲労度が重態ということです。まずは自分のための時間をつくるところからはじめましょう。

二つ目の気づき、仕事の時間が長すぎる

 暮らし、自分、仕事、1/3ずつくらいが理想のバランスだと思います。なんでも均等であり調和です。「自分」の中には、未来への学習の時間も含まれます。私は7時間睡眠なので(意外にも私、8時間寝てないんすよ)残り17時間。

 暮らし6時間、仕事6時間、自分5時間というバランス。これでも自分の時間が足りないな〜と毎日思います。もっと集中して執筆したいな〜みたいなことを考えながら、日々改善しています。

 つまり、仕事をまず6時間に圧縮することがスタートラインです。

三つ目の気づき、拘束される時間が長すぎる

 仕事の時間を毎日6時間、それを22日間働いたとしたら月の稼働は132時間。

 これがすべて創造的な仕事、何かを決断する経営者としての仕事だとしたら素晴らしいことです。しかしなかなかそうはなりません。

 この中に、自分の都合ではなく誰かの都合で、ブロック・拘束されている時間がどれだけあるか?に着目しましょう。その時間が長ければ長いほど、日々の仕事が苦しくなります。

 1日に1つの定例会議をいれられていたら?大げさではありません。全社ミーティング、経営会議、部長会、部署横断の委員会、所属するプロジェクトの定例、これだけで週5、つまり1日1つの定例です。きっともっとあるでしょう。週7つくらいの定例会議に出ている人もいるんじゃないでしょうか?そこに、追加で二人の直属の部下との面談の時間をロックされたりしていたら、週に9つの拘束が生まれます。4週で36時間、仕事の時間は132時間しかないのに、すでに1/3は面談で消費されてしまうのです。あと2/3しかのこってない。顧客に関する活動を除いて、です。それは驚くべきことですね。ここに顧客への対応のための活動を加えれば132時間などあっというまに消費してしまいます。

 なるべく、拘束される時間を減らす努力をしましょう。顧客のためになる時間、未来の顧客のためになる時間を、仕事の中で采配できるかが、ポイントです。内部の会議、内向きの会議を増やしすぎないようにしましょう。